鉄拳8のクローズドベータテスト(CBT)に参加した感想・レビューをまとめています。ランクマッチやバトルシステムなどの良い点・思うところを書いているので、製品版に向けての参考にしてみてください。
目次
鉄拳8のCBTに参加しました
2023年10月、鉄拳8のクローズドベータテスト(CBT)にPS5で参加しました。鉄拳7で使い込んだアリサと州光がいないので、少し使い込んだリロイをメインに。その感想を率直にまとめてみました。
ランクマッチの感想
ランクマッチ(+クイックマッチ)は7よりも快適でした。鉄拳のメインコンテンツなだけに、遊びやすくなって嬉しいです。
マッチング中も機能が豊富
マッチング中にキャラを動かせるのは過去作と同じですが、8ではマッチング中でもオプションが充実しています。自キャラの状態やCPUの行動など、プラクティス(トレモ)並に詳細なオプションを設定できます。CPUキャラやステージも選択可能です。
クロスプレイも問題なし
鉄拳8はクロスプレイ対応で、PS5×Steamのように異なる機種でもマッチングができます。ネットワークの問題は感じないので、純粋にマッチングが増えるのは大きなメリットです。極端な過疎もなくなるでしょう。
リマッチの速さ◎
試合が終わったら、勝敗に関わらず勝利ポーズはスキップでき、お互いに「再戦する」を押したらすぐに次の試合が開始されます。リマッチ時は”GET READY FOR…”の画面を挟まないので、かなりスムーズで感動しました。
2先には賛否
8のランクマッチは2本先取制(2先)です。3ラウンド制の試合を2本取ったら、対戦が終わってマッチング検索に戻ります。無制限に対戦できるシステムから一変しましたが、これには賛否が分かれており、筆者の中でも賛否両論です。
2先について、公式動画(1:18:30~)では「ランキングを公平に」という説明がありました。確かに勝てる相手とやり続けるよりも、多くの相手に勝ち続けたほうが段位の説得力はあります。しかし、同じ相手とやり続けて読み合いが深まるのも楽しい部分でした。
とはいえ、鉄拳の大会は2,3先がメジャーですし、3ラウンドを1本やれば相手の癖も分からなくはありません。無限に続くと辞め時を見失い、夜更かしすることもあったので個人的には賛成寄りです。
バトル・キャラクターの感想
バトルシステムには新要素もありますが、7との大きな違いはない印象です。キャラバランスも含めて、まだ改良があるかもしれません。
分かりやすく強いヒートシステム
新要素のヒートシステムは想像通り、明確に強い攻撃システムです。一八・仁・ポールなど、中・下段の二択が強いキャラは特に厄介でした。どのキャラでも1コマンドで強気に攻められる点は、初心者にも分かりやすいかと思います。
アーケードクエストやプラクティスの充実もあって、7よりはバトルを学びやすそうです。
ヒート以外は鉄拳7に近い感覚
ヒート関連技が強いとはいえ、大技に頼りすぎると簡単に避けられ、逆に手痛いダメージを受けてしまいます。それなら小技を増やしたり守りを固めたりと、いつもの細かい鉄拳に戻ってきます。
「じゃあ鉄拳7と変わらない」と言うと退屈に聞こえますが、あまり変わると「これは鉄拳なのか?」と思いますし、ヒートシステムだけでも十分面白い改革です。また、回復可能ゲージや基本技の弱体化など、細かい変化も多数見られました。
キャラバランスは怪しい?
各キャラのパワーバランス(フレームやダメージなど)は大いに調整されるでしょうが、攻めの強さには差を感じます。上記で挙げた一八・仁・ポールなどは、ヒートも相まって、ダメージの高い中・下段の二択が相当強いです。
あとは手数の多いファランに加え、攻守に長けたフェンやブライアンなどもパワーがあります。誰かが極端に弱いというより、ここで挙げたキャラが一際強いイメージです。
しかし、ベータ版における個人の感想でしかないので、現時点のバランスはどうでもいいでしょう。
ラウンジの感想
ランクマッチだけでなく、新モードのファイトラウンジも良い雰囲気でした。まだベータで機能は少なかったので、製品版が楽しみです。
ゲーセン風の施設で交流
ラウンジでは自分のアバターを操作し、さまざまな施設に行けます。その中のバトルエリアは、アーケード風の筐体で対戦できるエリアです。グループになって対戦したり、他のバトルを観戦したりもできます。
ここで対戦経験を積めるのはもちろん、他プレイヤーとの交流も深まりそうなのがランクマッチとの違いです。CBTの時点でフレンド機能もあったり、プロプレイヤーを中心に対戦会が行われたり、ソロプレイでも賑やかな空気を味わえました。
練習が捗りそうな機能が豊富
筐体でなくても、他のアバターに近づくと、その人の戦い方を記録した「ゴースト」と対戦したりもできます。その場でオンライン対戦を始められる「どこでもマッチング」も便利です。製品版ではプラクティス(鉄拳道場)もラウンジに配置されます。
淡々とバトルをこなすのが基本だった7に比べると、ソロプレイの内容は段違いです。カスタマイズやボールモード(鉄拳3のアレ)もラウンジに集うので、1人でも退屈しないでしょう。
【まとめ】やり込みたいと思える内容でした
筆者は鉄拳が大好きなので贔屓目はありますが、それでもランクマッチの快適さやソロプレイの充実ぶりを体験して、ぜひ鉄拳8もやり込みたいと思いました。パワーバランスについては、まだキャラが出揃ってもいないので今後に期待します。
細かい部分では、全キャラの新規ボイスや掛け合いの多さ、ステージの作り込みやBGMなども力が入っていると感じます。ここから製品版がどう仕上がるのか、楽しみで仕方ありません。
鉄拳8の製品情報
発売日 | 2024年1月26日 |
ジャンル | 対戦型格闘ゲーム(3D) |
対応機種 | PS5、Xbox Series X|S、PC(Steam) |
販売元 | バンダイナムコエンターテインメント |
公式サイト | https://tk8.tekken-official.jp/ |
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