ヒット確認とは、自分の出した技がヒットしたかを確認すること。ヒットしたら攻め続けて、ガードされたら守る、このような判断が求められます。速い展開でもヒット確認が正確ならダメージ効率が高まるので、ぜひ鉄拳の対戦にご活用ください。
目次
ヒット確認とは
文字通り「自分の技がヒットしたかどうか」を確認することです。例えば浮かせ技の右アッパーを出して、ガードされたら何もせず、ヒットしたら空中コンボに行く。ごく簡単な例ですが、これもヒット確認と言えます。
さらにレベルを上げると、ヒット確認の猶予が短いので素早く次の技を出したり、カウンター確認も求められたり。確認を怠って技をガードされたのに手を出し続けると、相手の技でカウンターをもらってしまう場合がほとんどです。
そんなヒット確認が重要な技をいくつかピックアップしたので、ぜひ練習にご利用ください。
紹介キャラは一部に絞っていますが、どのキャラにも応用が効く反応練習です。
ヒット確認の練習方法(はじめに)
プラクティスでヒット確認を練習する際は、相手の行動とヒット、ガード後の行動を「ランダムガード」にします。カウンター確認もやるなら、同じ画面でプレイヤーのカウンターを「ランダム」に設定してください。
より難易度を上げて実戦に近い形にするなら、表示設定からフレーム情報やエフェクトなどを「表示しない」にして、画面の情報量を減らすのも良いです。
また、ヒット確認はエフェクトや打撃音に集中するのがおすすめ。通常ヒットとガード時で違うのはもちろん、カウンター時は赤い傷のエフェクトと爆発のような音が出る技もあるので、慣れれば反応しやすくなります。
【初級】デビル仁:9LP
▶ ヒット時(忌鴉中) |
デビル仁のはヒット/ガード時に自動で忌鴉に移行し、ヒット時は忌鴉中が確定します。当たったのを見てから十分間に合うはず。
【中級1】シャオユウ:66LP
▶ ヒット時 |
シャオユウのからで鳳凰の構えに移行し、ヒット時は構え中が確定します。ガード時は構えで様子見するか、で構え解除など。
【中級2】リリ:4LP
▶ カウンター時 |
リリのからでステップ移行し、通常ヒット時の確定はありませんが、カウンター時はステップ中まで確定。通常ヒットなら1発止め、カウンターなら出し切りと使い分けるのもおすすめ。
【上級1】レオ:1RPRK
ヒット時 |
レオの2段技で2段目にディレイをかけられるので、1段目ヒット確認→出し切りができます。非常にシンプルですが、ヒット確認の猶予が短いので難しめです。
【上級2】麗奈:66RP
ヒット時 |
展開が速い麗奈の得意ムーブ、からの旋体中。
これ自体は慣れれば成功率を上げられますが、実戦ではガード確認も含めて複雑です。ガード時も2F有利なので、旋体中(12F)で相打ちは狙えますが、他の派生技は相手の行動に割り込まれます。
それに対して旋体中にできることは、相手の反撃を潰すパワクラ、相手のパワクラを潰す下段や投げ、素直にしゃがむ相手には中段など…。ヒット確認しつつ相手のリアクションを見る、麗奈側もシビアに攻める必要があります。
【上級3】リディア:66RP
カウンター時 通常ヒット時 ヒット時(例) |
麗奈と同じように、リディアにもからの反応が求められます。まずはカウンター確認して騎馬立ち(自動移行)中を確実に成功させましょう。
通常ヒット時は+15Fと完全有利ですが、確定の技はないので判断が必要です。動画では、割れない中段のを出していますが、有利を取れるや下段のも選択肢に挙がります。
ガード時も+5Fと有利ですが、派生技の最速が騎馬立ち(発生16F)なので攻めにくい場面です。ここは素直にガード(構え解除)を基本に、相手の反撃を潰すパワクラや、あえてを通しに行くのもアリ。使い手の判断に委ねられます。
【プロ級】しゃがパン
(ラース) ヒット時 しゃがみ中 ▶ カウンター時コンボ |
(コンボサンプル) カウンター▶ ▶ ▶ ▶ ▶ ▶ ▶ ▶ |
全キャラ共通、しゃがパンの細かいヒット確認。より速い反応が必要なので難しいですが、この記事の本題と言いたいところです。
例えば、ラースのしゃがパンを当てて+6Fを取ったら、最速でしゃがみ中(発生15F)が割れず、カウンターでコンボに行ける鉄板の連携です。
この連携を知っててカウンター被弾を警戒し、立ちガードを固める相手には下段を通しやすくなります。そして下段を嫌って暴れる相手には、先のカウンター狙いが刺さりやすくなるはず。
◆しゃがパンのヒット確認
上記の連携が有効なのは、当然ながらしゃがパンがヒットした場合のみ。しゃがパンをガードされたのに動いたら、相手の技をカウンターでもらう危険が高まります。
▼例として、お相手はしゃがパンをガードされても手を出し、こちらの技をカウンターでもらっています。
「しゃがパン→ヒット確認せずトゥースマ」のような連携は、手癖のようにやってしまうプレイヤーが多いです。自戒も込めて、しゃがパンをガードされたら-5F、基本は動かない方が安全と考えます。
逆にしゃがパンをガードしたら、相手の雑な暴れを潰すチャンス。軽い右アッパーや飛鳥の膝、ヴィクターのなど、発生15Fくらいの中段で低リスクにカウンターを狙えるとベストです。
ただし、-5Fという不利は少なめなので、パワクラで暴れるのは有効になり得ます。しゃがパン→ヒートバーストはよく見る連携です。これを読んだら、パワクラ潰しの投げや下段、横移動などもアリ。
しゃがパンだけで1記事書けそうなくらい、多くの選択肢を考えられるものです。
より細かいヒット/カウンター確認の例
(例1)麗奈のは3発目ガードで-17Fとハイリスクですが、2発止めは-1Fと非常に軽い小技。2発出してヒット確認し、当たっていれば3発目を出し切って旋体移行ができます。ジャブから展開を作れるのは大きな強みです。
(例2)ドラグノフのシャープナーは通常ヒットで-1F、カウンターで+13F(確定なし)を取れる下段です。通常ヒット時は微不利なので、相手の反撃を読んで横移動を挟んだり、あえてトゥースマを打ったり、地味な選択肢がいくつかあります。
ただしカウンター時は完全有利なので、基本的に攻めない手はありません。しゃがみ中で下段を擦ったり、アサルトでカウンターを狙ったり、さらにその先まで強気な選択肢を考えられます。
通常ヒット/ガード時の細かい読み合い、カウンター時の攻めの意識、どのキャラでも技を出すときに意識したい点です。ここまでヒット確認を徹底できれば、より確実な攻めで上位が見えてきます。
【まとめ】技のフレームと相手の動きを見よう
通常ヒット/カウンター/ガード時、どう動くべきかは技によって異なります。少なくとも自キャラの技についてはフレームを把握し、「ヒットしたらすぐに追撃」「ガードされたら素直に守る」など、セットプレーのように覚えることをおすすめします。
正確なヒット確認を繰り返せばダメージの効率は間違いなく上がるので、ぜひ実戦で意識してみてください。
この記事へのコメントはありません。