鉄拳8のメインストーリー(The Dark Awakens)について、ネタバレで内容をまとめています。ストーリーだけ気になる方や、内容を振り返りたい方はぜひご一読ください。
※タイトルの通り、全項目にネタバレを含みます
▼全15C(チャプター)。各Cを簡潔にまとめているので、お気軽にご覧ください
目次
【プロローグ】三島一八を倒せ
三島平八と三島一八、世界を巻き込んだ2人の親子喧嘩は、息子の一八が平八をマグマに投げ落として決着が付いた。しかし、一八率いるG社は侵攻の手を止めず、この世界を支配しつつあった。
対して、ラース・アレクサンダーソンが率いる反乱軍ユグドラシルは、一八を倒すべく作戦を実行。一八の血を引く風間仁が”切り札”となり、デビルの血の根絶、そして平和を取り戻すための戦いが始まる…
C1.親子喧嘩 開幕
始まりの舞台は、一八によって混乱に陥ったニューヨークの街。ラースたちの協力で街に降り立った仁は、いきなりデビル化して一八とやり合うも敗北してしまう。
薄れゆく意識の中で仁が見たのは、もう1人の自分、デビル仁が差し伸べる手。デビル化すれば容易に生き延びられるが、仁の目的は悪しきデビルの血を根絶させること。その手には頼らなかった。
対する一八はさらに勢力を強め、力で争う世界を作り上げるべく、お約束のThe King of Iron Fist Tournament(以下:トーナメント)開催を宣言。「負けたら国ごと消える」という過酷な戦いに、世界の格闘家たちが挑む。
C2.消えたデビルの力
アリサの助けもあって一命を取り留めた仁は、ラース軍の基地に帰還した。仁は回復具合を図るためにラースとの手合わせに臨むが、リーによれば「別人と言ってもいい」ほど、仁の動きは悪かった。
何より大きな変化は、仁がデビルの力を使えなくなったこと。力をコントロールすれば本来の動きができるだけに、仁には力を取り戻す必要があった。
そのきっかけと考えたのは「戦いでピンチに陥ったとき」。強者との戦いを求めて、仁は一八主催のトーナメントに乗り込む決意を固める。
C3.謎の少女 麗奈
仁は万全な状態でなくとも予選トーナメントを勝ち上がっていた。準決勝の相手となる麗奈は、かつて仁も通った三島高専の生徒と言い、初対面ながら親しげに”仁先輩”と近づいて挨拶を行なう。
しかし、いざ試合になると豹変し、仁とも縁が深い三島流の技を使用。仁は戸惑いながら麗奈の攻撃を受けるが、ここでデビルの力が覚醒し反撃に出る。一方の麗奈は、なぜかデビル化の方法を知って満足し、あっさりと降参を宣言した。
デビルの力が戻った仁は、決勝で長年のライバル・ファランも下して予選を突破。戦いを終えた仁の前に現れたのは、またしても麗奈だった…
C4.仁の戦う理由
「三島一八を倒したい」という麗奈に加えてレオが合流したユグドラシルは、トーナメント決勝の地へと向かう。その道中、彼らはデビルの生態について協議していた。
デビルとは、怪物アザゼルの眷属として生まれ、支配や破壊といった”欲望”を原動力とする存在。これが一八と仁の違いで、邪悪な欲望を持つ一八が仁を上回る理由だった。無欲と言える仁との差をどう埋めるか?その答えも探すべく戦いに臨む。
C5.決勝トーナメント
決勝ではスティーブvsキング、ポールvsクマ、シャヒーンvsドラグノフ、吉光vsブライアン、リリvsアズセナ、リロイvs仁の6試合が行われる。仁の相手は老練の拳法使い、リロイ・スミスだ。
リロイは戦いを通じて、仁が本来の力を失い、自分を信じ切れていないことを感じ取る。その教示を受けて迷いを払った仁は、心身一体でリロイに勝利。単なるトーナメントの1戦に留まらない、仁にとって価値ある試合だった。
そんなトーナメントの盛り上がりは最高潮だが、一八の独裁体制にある以上、続けさせるわけにはいかない。仁が活躍する一方で、ラース率いるユグドラシルも大会を止めるべく作戦を開始する。
C6.大悪魔降臨
国連のトップ・ヴィクターの協力も仰いだラースたちは、トーナメント中止のため強行策に出る。また、デビル討伐を目論むクラウディオとザフィーナ、仁との再会を望むシャオユウもこの場に合流していた。
しかし、すべては一八の計画通りか。手始めにザフィーナを捕えた一八は、その左手に封じたアザゼルの力を呼び起こし、本物のアザゼルを降臨させる。アザゼルを直接倒し、より凶悪なトゥルーデビルの力を得ることが一八の狙いだった。
最後にザフィーナは「始まりの地で試練を乗り越えろ」と仁に告げ、意識を失う。仁が生まれ育った屋久島に、デビル討伐の手掛かりがあるという。目の前の一八を倒すことも仁の使命だが…
C7.vsトゥルーデビル
屋久島に向かうか一八と戦うか、迷っていた仁だが、この場にはラースを筆頭に頼もしい仲間たちがいる。仁は彼らに打倒一八を任せ、故郷の屋久島へ帰ることにした。
残った7人で一八に立ち向かうも、圧倒的な力の差を見せつけられる。そこに一矢を報いたのは麗奈、だが一八と1対1の勝負に持ち込まれ、厳しい攻撃を食らってしまう。それでも麗奈は恐るべき頑丈さで耐えてみせた。
この隙にクラウディオが渾身の一撃を放つも跳ね除けられ、逆にクラウディオがとどめを刺されてしまう。しかし最後の抵抗で一八に傷を負わせ、なんとか追い払うことができた。
C8.仁の原点 屋久島
屋久島へ向かった仁の付き添いには、シャオユウとペットのパンダ、ジェット機を手配したリリ、なぜか連れて来られた飛鳥がいた。屋久島では二手に分かれ、仁に想いを寄せるシャオユウは彼の護衛に回る。
消息不明の母・風間準と稽古を行なってきた、仁の生まれ故郷。その原点を辿って「試練」を探るため、シャオユウは仁との手合わせを申し出る。すると、どこからか聞こえる準の子守唄に導かれ、仁は怪しげな祠で気絶してしまった。
一方のG社は、一八の側近に就くニーナによると、屋久島への襲撃を企てていた。そこにラースたちもおびき寄せて一掃する作戦だが、仁だけは一八が直々に殺し、完全なデビルの力を取り戻そうとしていた。
C9.シャオユウとの絆
屋久島の祠で意識を失った仁のもとに、G社が送り込んだジャック軍団が襲いかかる。この場に仁を守れるのはシャオユウしかいない…彼女は1人でジャックたちを倒していった。
一方の仁は、目を覚ますと精神世界の中におり、幼少期の自分と準の話し声が聞こえてきた。ここで仁は、ザフィーナが予言した「試練」に挑むことになる。
C10.全面戦争と麗奈の正体?
舞台は仁が向かった屋久島。トーナメント参加者の一部をスカウトしたG社に対し、ユグドラシルも助っ人を従えて全面対決に臨む。指揮を取るラースやリー、ヴィクターに従えるレイヴンらも前線で躍動していた。
因縁の深いフェンとリロイ、賞金の取り分で揉めるロウとポールなど、個人的にやり合う者もいたが…いずれも立場的にはG社vsユグドラシル。戦いが進む中で、G社が投入したジャック8にも圧倒され、ユグドラシルは劣勢を強いられる。
さらには復活したデビル一八も現れ、屋久島に強烈なビームを放つと、なぜか麗奈は「殺してみせろ」と浴びるようにビームを食らってしまう。倒れた麗奈が開いた眼は、デビルのように赤く輝いていた…
C11.ラースに流れる三島の血
G社とユグドラシルの戦争中にも、シャオユウは仁を守るために1人でジャック軍団と戦っていた。そこにラースが駆けつけるも、仁の居場所を発見したデビル一八が同時に現れ、一騎打ちとなる。
圧倒的なデビルの力に押されるラースだが、彼も三島平八の血を引く男、親父譲りの頑丈さで一八の前に立ち続ける。仁が目覚めるのを待つため、とにかく時間を稼ぐ必要があった。
C12.過去の罪を背負って
肝心の仁は、精神世界の中でデビル仁、自分自身と向き合っていた。母の準を守れなかったこと、戦争で世界を巻き込んだこと。仁の心には、大きな後悔と罪の意識が残っていた。
そんな自分との戦いにケリをつけた仁は、大事な仲間を守るという目的に辿り着き、一八を倒すために改めてデビルの手を借りる。それは邪悪なものでなく、白い片翼が生えた正義の力だった。
C13.正義のデビルと準の言葉
一八との戦いで限界を迎えていたラースのもとへ、意識を取り戻した仁が救出に入る。守ってくれたシャオユウにも一旦の別れを告げ、仁は再び一八に立ち向かう。
しかし、デビルの力が戻った仁でも、より凶悪なデビルパワーを持つ一八には敵わなかった。とどめに一八は、屋久島ごと消し去ろうと特大の攻撃を放ち、仁は必死に抵抗…
ここで仁は再び精神世界に入り、数年ぶりに準との再会を果たす。命懸けで仲間を守ろうとする息子に対し、母は「あなた自身と一八さんも守るべき命」と説く。すべての人間を救うため、準から力を授かった仁は…
デビルを浄化するエンジェル仁として、一八との最終決戦に臨むのだった。
C14.天使と悪魔 宇宙へ
誰もが圧倒されたデビル一八と互角に戦えるほど、エンジェル仁は強かった。人智を超えたバトルは激しい衝撃を起こし、2人は宇宙まで吹き飛ばされる。
一八は全人類を支配するため、仁は世界の平和を守るため、宇宙で死闘を繰り広げる。戦いの中で2人の変身は解け、大爆発とともに地球へ墜落してしまったが、まだまだ殴り合いは終わらない。
C15.風間仁vs三島一八
死闘を経て2人からはデビルの力が消失し、一八の赤い左目も黒くなっていた。ここからは人間同士で小細工なし、本当の最終決戦が始まる。
仁は使える技を出し尽くして一八に攻め込む。過去に捨てた三島流も、母を踏襲した風間流も、大事な仲間を守るためにすべて一八にぶつける。壮絶な殴り合いの末、最後に立っていたのは仁だった。
世界を脅かす一八はもういない。仁は仲間のもとへ戻り、平和な日常が帰ってきたのだった。めでたしめでたし…
エンディング.風間準と麗奈はどこへ?
最後、倒れた一八に歩み寄ったのは妻の風間準。長らく消息不明だったが生きており、仁の精神世界に干渉し、悪に染まった一八にさえも寄り添いたいと考えている。この後に彼女がどんな行動を取ったかは、まだ分からない。
一方、麗奈はデビルのビームをまともに食らい、デビルの如く赤い眼を開いていたが…
「平八お父様… 私が必ず…!」
彼女も平八の隠し子であり、ただの人間ではなかった。ストーリーを振り返ると「二面性のある性格(デビルと表裏一体)」「デビル化の方法を知って満足」「平八並みに頑丈」と、しっかり伏線は張られていた。
彼女の目的は、平八を思っての復讐だろうか。一八の次は、麗奈が脅威となってしまうのか…
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