鉄拳8のパワークラッシュについて、コマンドやフレームなどの性能と対策方法をまとめています。パワクラの出し方を知りたい方や、相手のパワクラに悩まされている方はぜひご覧ください。
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目次
パワクラの強いところ
パワークラッシュ(以下パワクラ)の基礎的な性能について、強みと弱みに分けて解説。まずはパワクラの強さを再確認します。
①上段/中段を受け止める「切り返し技」
パワクラとは、全キャラが持つ技の属性の1つ。技の発生時に相手の上段・中段攻撃を受けても、そのまま出し切れる技のことです。鉄拳7からのシステムで、パワクラ状態のキャラは白いエフェクトをまとうのが特徴。
相手に攻め込まれた際は、パワクラ一発で切り返し、逆に自分が攻め込むチャンスを作れるのが強みです。
←ゲーム内のコマンド表記では、このアイコンがパワクラ技を表しています。
また、ヒートバーストもパワクラの一種で、レイジアーツには全技を受け止めるパワクラ性能が付いています。
②攻撃を受け止めるとパワーアップ
▶アリサの:ガード時「-13F」→「-9F」、削りダメージ「7」→「10」
鉄拳8のパワクラは、相手の攻撃を受け止めると「ガード時の不利が減る(距離も少し離れる)」「削りダメージが増える」という属性も付きます。大抵のパワクラはガードされると不利、確定反撃もほぼ受けますが、このデメリットが軽減されます。
例えば自分がパワクラを撃ったとき、相手のジャブのような軽い攻撃を受け止めた際は、相手のガードが間に合うことが多いです。この場合、上記の属性が加わって「パワーアップしたパワクラ」に変化します。
パワーアップした場合、キャラが通常とは違うボイスを発するのも特徴。
③ヒート発動や追撃などが可能なキャラも
「相手の攻撃を受け止める」だけでも強力ですが、パワクラでヒートを発動したり、ヒット時はさらに追撃が確定したり、キャラによって大きな恩恵があります。また、ほとんどのパワクラは壁に貼り付けて壁コンボも可能。
逆にパワクラが強いキャラには、後述の対策を固めたいところです。
パワクラの弱いところ
パワクラは確かに強いですが万能ではないので、リスクも知っておきましょう。鉄拳8からの新要素も多いです。
①下段・投げ・ヒートスマッシュは貫通
上段・中段攻撃は受け止めますが、逆にそれ以外の技は受け止められず、通常通りダメージを食らいます。
下段やヒートスマッシュを受けるとカウンターになってしまい、技によっては防御行動貫通(パワクラや当て身を貫通)という性能もあります。また、投げを受けると投げ抜け不可になり、逆にパワクラ対策としては投げが非常に有効です。
②回復可能だがダメージは100%
パワクラで受け止めた攻撃のダメージは回復可能(透明ゲージ)ですが、ダメージ自体は軽減されず、100%の補正で体力が減ります。
例えばジャブ系で手数の多い攻撃を受け止めたら、パワクラの与ダメージより被ダメージの方が大きくなり、効率が悪くなるかもしれません。それで自分の体力が残り少なければ、攻撃に耐え切れず負けてしまう可能性も。
③フレーム面のリスクも付き物
パワクラはガードされたら基本的に不利、-10F以上なら確定反撃のリスクを孕みます。攻撃がスカったら相手に反撃される隙も大きいです。特に上段パワクラは、ほぼ確定反撃がないので強いですが、しゃがみ・横移動で避けられる弱点も一応あります。
もう少し深堀りすると、パワクラはコマンド入力した瞬間ではなく、入力後6~8Fでパワクラ状態になるので、不利が大きい場面でのパワクラは割り込めません。難しいですが、パワクラに頼らず素直に守ったほうがいい場面もあります。
★パワクラ性能の早見表
ヒート発動の上段 | |
ヒート発動の中段 | |
ヒート中限定のパワクラ | |
ヒートなしの上段 | |
ヒートなしの2段パワクラ | |
ヒートなしの中段・当て身 | 27キャラ |
ヒート発動の上段
キャラ | コマンド | 発生/ガード時 | 備考 |
---|---|---|---|
ヴィクター | 15/-9 | 発生が早く確定反撃を受けない、パワクラの最強格①。いっそうの対策が求められる。 | |
飛鳥 | 15/-9 | パワクラの最強格②。 パワクラの所持数はこれ1個のみ。 | |
アズセナ | 16/-9 | フレームは微妙に違うが、これも最強格。 | |
シャヒーン | 16/-9 | このキャラも目立たないが最強格。 パワクラの所持数はこれ1個のみ。 | |
フェン | 19/-9 | ここからは発生遅めだが、十分強い。 | |
リー | 20/-9 | 〃 | |
エディ | 20/-9 | 〃 | |
仁 | 残心・前心中 | 21/-5 | 構えからのホーミング付き、横に強いパワクラ。 一点読みでしゃがんだり投げたりすると、他の派生技に負けるので注意。 |
※構えを経由しない上段パワクラは、一律でガード時-9F
ヒート発動の中段
キャラ | コマンド | 発生/ガード時 | 備考 |
---|---|---|---|
ニーナ | 17/-14 | ガード時のリスクはしっかりあるが、発生早めで非常に強い。立ち途中でも可。 パワクラの所持数はこれ1個のみ。 | |
ロウ | 20/-13 | リーチ長め、ガード時の反撃が届かない場合もあり強力。 チャージドラゴン中でも可。 | |
クマ/パンダ | 22/-13 | これもリーチが長い代表的な技。 で構え移行、姿勢が低いので中段で反撃しよう(構え移行で-15Fになるが、中段13Fが確実)。 | |
フェン | 背向け中 | 19/-13 | 背向けに手を出すと刺さる。 |
レオ | 仆歩中 | 20/-12 | 姿勢が低い構えからの一発。壁コンボにも。 |
ジャック8 | ガンマハウリング中 | 20/-13 | ガンマハウリング(構え)に手を出すと刺さる。構え自体もパワクラ。 |
レイヴン | 18/-14 | 判定は上中の2段だが、ここでは中段として扱う。 リーチが長く優秀。 |
ヒート中限定のパワクラ
キャラ | コマンド | 発生/ガード時 | 備考 |
---|---|---|---|
ジャック8 | ガンマハウリング中 | 20/+11 | 上段ガード破壊で+11F、ヒートスマッシュが確定ヒットの連携になる。 |
ザフィーナ | ①スケアクロウ中 ②マンティス中 ③タランチュラ中 | ①18/-9 ②24/+6 ③19/+6 | すべて中段、②③はヒートダッシュ技。②ヒートダッシュは空中コンボに行ける。 |
ラース | 18/+5 | リーチが長い中段、サイレント・エントリー移行からの2択を迫れる。 | |
キング | – | パワクラ付きになるジャガースプリント、中段や投げ抜け不可などの派生技を狙える。 | |
リディア | 天上天下の構え中 | 18/-11 | 構えからのコンボ始動技。ガード不能上段との2択を狙える。 |
仁 | 19/+4 | 中段、ヒットorガード時に特殊ステップへ移行。リーチは短いが、中/下段の2択が可能。 | |
一八 | 21/-9 | 中段、当て身系のその場パワクラ。 |
ヒートなしの上段
キャラ | コマンド | 発生/ガード時 | 備考 |
---|---|---|---|
アリサ | 16/-9 | リーチが長く発生も速い。食らった側は4(後ろ)入力で後方受け身が可能。 | |
キング | ヒット時 | 16/-10 | リーチが長く合計ダメージが大きい。上段パワクラの中では唯一、確定反撃がある。 |
ブライアン | 20/-9 | 発生は遅めだが不利少なめ。食らった側は4(後ろ)入力で後方受け身が可能。 パワクラの所持数はこれ1個のみ。 | |
ジャック8 | 20/-9 | 発生は遅いが、ホーミングなので横にも強い。 | |
ポール | 24/-9 | さらに発生は遅いが不利が少なめ。 | |
スティーブ | フリッカー構え中 | 14/-9 | 構えからの出が早く、強力なパワクラ。ヒット時の追撃も確定。 |
アズセナ | リベルタドール中 | 16/-5 | これも構えから発生が早く、ホーミングで横にも強い。ヒット時の追撃も確定。 これと上段パワクラ(ヒート)の2個持ち。 |
ラース | サイレント・エントリー中 | 17/-9 | 構え(ステップ)からのホーミング。 |
リディア | 騎馬立ち中 | 17/+1 | 構えからのホーミング。ヒット/ガードで前虎後狼の構え移行。 |
リー | ヒットマンスタイル中 | 18/-3 | これも構えからのホーミング、ガード時の不利が少ない。ヒット時は打撃投げでダメージ高め。 これと上段パワクラ(ヒート)の2個持ち。 |
ファラン | 右構え中 | 27/+4 | 構えからのホーミング、発生は遅いがガードされても有利、硬直も少ない。ヒット時の追撃も確定。 |
ヒートなしの2段パワクラ
キャラ | コマンド | 発生/ガード時 | 備考 |
---|---|---|---|
ファラン | 22/-14,-14 | ・レフトフラミンゴ中でも可。右構え中はで出せる。 ・ororで攻撃キャンセル、レフトフラミンゴ移行。 ・これと上段パワクラ、中段パワクラの計4個持ち。 | |
麗奈 | 旋体中 | 16/-14,-16 | 旋体に手を出すと刺さる。2発目はでダメージアップ。 これと中段パワクラの計3個持ち。 |
ヒートなしの中段・当て身
▼50音順(27キャラ)
キャラ | コマンド | 発生/ガード時 | 備考 |
---|---|---|---|
アリサ | 19/-13 | デストロイフォーム(チェーンソー)移行。 これと上段パワクラの2個持ち。 | |
ヴィクター | イアイ・ポズィション中 | 17/-14 | 構えに手を出すと刺さる一発。 これと上段パワクラ(ヒート)の2個持ち。 |
エディ | バナネイラ中 | 22/-12 | バナネイラ(逆立ち)に手を出すと刺さる。 これと上段パワクラ(ヒート)の2個持ち。 |
一八 | 20/-12 | シンプルな単発技。 これとヒート中パワクラの2個持ち。 | |
キング | ① ② | ①22/-12 ②- | ①ヒット時はジャガースプリント移行 ②その場でパワクラ状態になるマッスルアーマー。アーマー中がヒート発動技。 これらと上段パワクラ・ヒート中パワクラの4個持ち。 |
クマ/パンダ | ハンティングスタイル中 | 25/-12 | 構えに手を出すと刺さる。 これと中段パワクラ(ヒート)の2個持ち。 |
クラウディオ | 22/-13 | シンプルな単発技。 パワクラの所持数はこれ1個のみ。 | |
ザフィーナ | ① ② ③スケアクロウ中 ④マンティス中 | ①-/+2 ②24/-14 ③15/-18 ④20/-12 | ①当て身系のパワクラ、ガードでも微有利。不発なら隙が大きくなる。 ②シンプルな単発技。 ③片足立ちの構えからコンボ始動のパワクラ。 ④座り込む構えからのシンプルな単発技。 これらとヒート中パワクラの計7個持ち。 |
ジャック8 | ① ② | ①27/-12 ②- | ①シンプルな単発技、発生遅め。 ②ガンマハウリング(構え)。相手の攻撃を受け止めると強化状態に。 これらと上段パワクラ・ヒート中パワクラの4個持ち。 |
シャオユウ | 22/-13 | シンプルな単発技。 パワクラの所持数はこれ1個のみ。 | |
仁 | 21/-13 | シンプルな単発技。ヒット時打撃投げ+位置入れ替え。 これと上段パワクラ・ヒート中パワクラの3個持ち。 | |
準 | ① ②幻日中 ③出雲中 | ①28/-12 ②16/-13 ③21/-12 | ①シンプルな単発技。パワクラの中では発生が最遅。 ②構えに手を出すと刺さる。コンボの〆にも。 ③これも構えに手を出すと刺さる系。 |
スティーブ | 28/-13 | これも発生最遅だが、ヒット時+14Fで(ヒート発動技)確定とリターン大きめ。 これと上段パワクラの2個持ち。 | |
デビル仁 | ① ② | ①18/-14 ②-/-8 | ①シンプルな単発技。 ②当て身系のパワクラ。不発なら隙が大きくなる。 |
ドラグノフ | ① ② | ①21/-14 ②17/-13 | ①シンプルな単発技。 ②ステップ(スニーク)からの一発。 |
ファラン | ①レフトフラミンゴ中 ②ライトフラミンゴ中 | 20/-12 | ①②ともに同じ技だが、LFからは右構え、RFからは通常構えに移行。 これと上段パワクラ・2段パワクラの3個持ち。 |
リディア | 20/-13 | シンプルな単発技。 これとヒート中パワクラ、上段パワクラの3個持ち。 | |
フェン | 雲手中 | 20/-15 | 構えからのコンボ始動。 これと上段パワクラ(ヒート)、中段パワクラ(ヒート)の3個持ち。 |
ポール | 20/-14 | ヒット時は追撃まで確定。 これと上段パワクラの2個持ち。 | |
吉光 | 18/-13 | シンプルな単発技。 パワクラの所持数はこれ1個のみ。 | |
ラース | 25/-12 | ヒット時は追撃まで確定。 これと上段パワクラ・ヒート中パワクラの3個持ち。 | |
リリ | ① ②背向け中 ③ | ①20/-13 ②14/-13 ③16/-11 | ①シンプルな単発技。 ②背向けに手を出すと刺さる。発生も早く厄介。 ③ステップからの一発。ガード時は唯一「-11F」なので、一部の投げが確定しない。 |
リロイ | 17/-13 | シンプルな単発技、発生早め。 パワクラの所持数はこれ1個のみ。 | |
レイヴン | 背向け中 | 15/-13 | 背向けに手を出すと刺さる。 これと中段パワクラ(ヒート)の2個持ち。 |
麗奈 | ① ②金剛壁中 | ①18/-13 ②15/-13 | ①シンプルな単発技。 ②構えに手を出すと刺さる。 これと2段パワクラの3個持ち。 |
レオ | 25/-12 | シンプルな単発技。 これと中段パワクラ(ヒート)の2個持ち。 | |
ロウ | 20/-14 | ヒット時は追撃まで確定。 これと中段パワクラ(ヒート)の2個持ち。 |
パワクラ対策案
先述の通り、パワクラは強いですが抜け目はあります。キャラや状況に応じて、以下4つの対策をお試しください。
①投げを擦る
- パワクラを読んで投げる
- パワクラへの確定反撃で投げる
いずれも有効です。パワクラの弱点である「投げ抜け不可」は確定反撃でも成立します。パワクラが多い相手には投げを見せると同時に、ガード時に投げで反撃する意識もしてみましょう。
もちろん、投げよりもダメージを取れる反撃技があればそちらを優先。使用キャラとガード時Fをご考慮ください。
②下段も擦る
特に準・飛鳥のやヴィクターのなど、下段カウンターの恩恵が大きい(コンボに行ける)キャラは、もちろんパワクラへの迎撃にも使えます。
③しゃがみ・横移動で避ける(上段)
上記の投げ・下段はしゃがみやジャンプステータスで回避できるので、確実ではありません。対策としては適度に使いつつ、素直に守る意識も持っておきましょう。
まずは確定反撃がない上段パワクラ(キングを除く)。かなり強いですが、対策するなら「上段だからしゃがもう」「横に弱いので横移動で避けよう」という理屈です。中段パワクラもほぼ横で避けられます。
しゃがみ方は2通り、一点読みで素直にしゃがむか、ジャブ系の小技で止めてからしゃがむ(動画参照)こと。相手のパワクラでジャブを受け止められても、しゃがみが間に合うので試してみてください。
横移動については、上段でもホーミングで横に強い技があるので注意しましょう。中段もやや横に強い技があり、個別の対策も求められるので割愛。
④確定反撃があればしっかり返す
すべての中段パワクラと、上段パワクラはキングのみ(10F)、確定反撃を返せます。フレームは技によりますが、クマパンのには中段で反撃という点を除けば、投げはほぼ確定で、最低でも10F確反で反応できればOK。必ずリスクを分からせましょう。
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